Development Technology
─ 先進的な開発技術 ─
開発技術
SHOEIヘルメットの開発では世界各国から集められた情報をもとにあらゆる角度から検討
され、すべてが社内でデザインされます。
その後、最新の検査設備と豊富なデータによって安全性能がシミュレーションされ、繰り返し行われる風洞実験によってフォルムを磨き、さらに実際の使用状況を想定した実走行テストを経て完成します。
安全性+ファッション&パッション
SHOEIの製品開発はすべて安全性と快適性、そして感動という3つの要素を基準に進められていきます。ライダーの嗜好や市場状況、新たな利便性のアイデアなどを盛り込んだ企画・立案を多角的に検討。安全性、快適性のために必要な要素と、ライダーの心に響くデザイン性=ファッション性を具現化すべく、デザイナーの感性が注ぎ込まれ、製品は形作られていきます。
風洞実験
SHOEIでは30年以上前から空力の重要性に着目、ヘルメットメーカーとしては稀な大型風洞実験施設を設置し、多くの開発過程で活用しています。ドラッグ、リフト、ヨーイングなどの空力測定や、ベンチレーションの設計、音響設備用の高性能マイクを併用した風切り音の解析など、クレイモデルの段階から実際の走行環境を想定したあらゆる測定とシミュレーションテストを繰り返し、見かけだけのエアロフォルムではない、実証データに基づいた各種性能を実現しています。
走行テスト
風洞実験の基礎データをもとにフォルムが絞り込まれてきたヘルメットに対して、テストライダーによる実走行テストを加え、シミュレーションだけでは解析できない人間の感覚によるテストも並行して行います。ライディングフォームや車体との相関関係で変化する風の流れの検証、実際の長時間走行における快適性などのデータが、走行テストを繰り返すことにより解析され、製品は研ぎ澄まされていきます。
レーシングサービス
時速300キロ以上にも達する超高速域で戦うMotoGPをはじめ世界各国で開催されるトップカテゴリーのレースで、ライダーのリクエストに耳を傾けデータを収集することは、ヘルメットの開発に大きく貢献します。灼熱の太陽の下に行われるレースがベンチレーションシステムを生み、天候がめまぐるしく変化するレースでは素早く確実にシールドを交換できるシステムが要望され、激しい発汗と泥に汚れるオフロードレースでは内装のメンテナンス性が重視されます。SHOEIではこれらレースの極限状態から得られた貴重なデータを収集して製品にフィードバックしています。