内装システム チークパッド
チークパッドは内部のウレタンパッドを3次曲面立体形状とし、下端部にはやや厚めのパッドを装備、頬部への圧迫感を取り除きつつ、下端までしっかりとしたホールド感を実現しました。また脱着時に部分的な窮屈さを感じさせないスムーズな着脱感も“3DフルサポートインナーIII”の特徴と言えます。

メガネスリット
めがね着用のライダーのために考え出されたのがこのメガネスリットです。チークパッド上端部の、ちょうどメガネのツルが通るあたりのウレタンをスリット形状にカット。部分的にパッドの圧力を弱め、めがねのツルによる圧迫を軽減します。

センターパッド
“3DフルサポートインナーIII”では特にはち周りから後頭部にかけてのパッド形状を見直し、後頭部を含めた頭部全体にホールド力を分散させることで、一体感のある快適な被り心地を実現しました。

Q.R.I.P.システム
“3DフルサポートインナーIII”内装の脱着には、SHOEI独自の内装脱着システム「Q.R.I.P.システム」を採用。誰にでも簡単確実に脱着が出来、さらにオプション内装を使用することで、フィッティングの微調整も可能です。



3DフルサポートインナーIII
内装システムには従来モデル“X-8Rhi”で高い評価を受けた“3DフルサポートインナーIII”を継続して採用。これは最上級モデル“X-8SPIII”に搭載する“3DフルサポートインナーII”をベースに、フィッティングポイント・パッド分割パターン・パッド素材など、全てに渡って進化させたもので、特にはち周り部と後頭部のパッド形状を大幅に見直しフィット感の向上をはかっています。頭全体を均一に包み込むようなしっかりしたホールディングと圧迫感のないソフトな被り心地は、まさに「新次元のかぶり心地」ともいえる仕上がりの内装システムです。

X-8RS 内装
ベンチレーションシステム ハイブレットベンチレーション
レーシングシーンでの実績をフィードバック。帽体上部を流れる走行風をダイレクトに導入し、フロントからトップにかけて「体感できるクーリング効果」を発揮します。
ハイブレッドベンチレーション

フレッシュエアインテーク

シールド内面とチンガード内側の2方向からフレッシュエアを取り込むことで、呼吸による湿気を強制的に循環。クリアな視界と高い快適性を実現すると共に口元の息苦しさを低減させます。
フレッシュエアインテーク

ハイパーデュアルライナーベンチレーションシステム
ヘルメット内部の衝撃吸収材を2層構造とし、その間に設けたエアルートの中を走行風が通り抜けることで驚異的な換気性能を実現しました。

エアロボーテックスベンチレーション
独自のV型エッジデザインのエアアウトレット形状により、圧倒的なクーリングを実現すると共に高速走行時における空力特性と静粛性も向上しています。

サイトレーションシステム
アイポート内の空気の流れを整流し、高速域での乱流発生やシールド内側の曇りを低減します。



   
2WAYアッパーベンチレーションII
前頭部のエアインテークシステムを改良。よりダイレクトに走行風を導くことで内部への送風効率を従来比で50%アップ。車種によるライディングフォームの違いやカウルなどの影響を受けにくいダイレクトダクト形状となりました。また、ベンチレーショ両サイド上端にはアウトレット機構を装備、シールド内の換気を効果的に促進させます。開閉レバーもデザインを見直し、操作性を向上。外観イメージもさらに精悍さが増しました。


X-8RSのベンチレーション効果
X-8RSのベンチレーション効果
図は風洞実験により得られた温度変化データをカラーグラフ化したものです。
当社規定の測定方法で、90km/h相当の風を10分間送風した時点での温度低下度合いを示しています。色が赤から緑、青になるに従いベンチレーション効果によりヘルメット内の温度が低下したことを表します。

計測環境 :湿度23% 気温17℃


リア-エアアウトレット
帽体下側のリブ形状によって発生する負圧を利用し、ヘルメット内に溜まる熱気を排出します。



ブレスチャンバーシステム
ライダーの呼気が当たる部分に設けられた独立したエアルートによって、チンガード内側にこもる湿気を強制的に排出します。
 
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